エレニの旅

さっき「エレニの旅」(テオ・アンゲロプロス)を見てきた。
面白いというか、圧倒的に素晴らしい。今年のベストワンは間違いないし、僕の今まで観た映画の中でもベスト10とかに入るぐらいすごかった。
登場人物の立ち振る舞いは様式化されていて、少し間違えるとおかしいほどだが、画面の迫力がとにかく圧巻で、掛け算のように効果を発揮している。1つ1つの画面がとにかくすごく、3時間一瞬たりとも目が離せない。
アップはほとんどなく引いてばかりだし、演技も行動も映画文法からは程遠い。それでこんなにすごい映画を撮ってしまうなんて。。。